やえせ子どもクリニック

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ヒトメタニューモウイルスの迅速検査について

2024年03月12日

ヒトメタニューモウイルスの迅速検査について

従来は、「画像診断(レントゲンなど)により肺炎が強く疑われる6歳未満の患者」が保険適応となっていましたが、2018年4月より、「聴診など理学所見で肺炎が強く疑われた場合」にも適応拡大されました。すなわちレントゲンなどの画像検査は必須ではなくなりました。

感染力が非常に強いことから、免疫力が低下して重症化リスクが高い方が多い病院などでは、感染管理の観点(部屋を隔離するため)から迅速検査が行われる機会が多いです。

一方で、インフルエンザに対するタミフルのような特異的治療がないですし抗生剤も効かないことから、外来診療ではまだ積極的に行う検査ではありません

重症例では発熱5日程度続いたり、肺炎を引き起こすため、これらの原因検索に用いられることがほとんどかと思われます。

重症でない咳、鼻水の方は、インフルのように痛い思いをして検査するメリットはないので、
これまでどおり風邪だと思って対応して頂ければ十分です。

【保育園の先生へ】
ヒトメタは不顕性感染(症状のない感染)が多いこと、ウイルス排泄期間が長いこと、感染力が非常に強いことから、保育所など集団生活を行う場で感染をコントロールすることは非常に困難です。
保育園から検査や受診を強要することが多く見受けられますが、上述のように基本的には検査は不要ですし、大人も不顕性感染や軽症で感染している可能性を考慮し子ども(や保護者)だけにプレッシャーをかけるのはお止めください。

また沖縄県では小児夜間救急外来の閉鎖が問題となっております。
その要因の一端は一般小児クリニックの安易な受診です。
多くの小児科では受診制限をかけ、あふれた軽症患者さんが救急外来を受診し、本当に迅速な対応が必要な重症患者さんが診療を受けられない“危機的状況”となっております。

沖縄県ではインフルエンザの完治証明書記載のための受診も不要となっております。
受診の判断に迷う場合はかかりつけ医もしくは嘱託医にご相談しそれにお従いいただければと思います。
「とりあえず」受診はもうやめましょう!


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